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2007年12月30日 (日)

海の民

「ホクレア」をご存じだろうか。

古代ポリネシアの人々が島から島へ渡った航海カヌーを再現した船だ。羅針盤や海図に一切頼る事のない航海をしている。星の動き、自然界の動きで進む方向を決定する。動力も風だ。

「ホクレア号」はハワイから日本へやってきた。

先日、このことを取り上げたTVのドキュメントをみた。実際には食事中にTVがついていたと言うだけなのだが。宇和島に到着したあたりの映像で、胸がドキドキし、鳥肌が立って、涙がわき出た。途中「ホクレア」は、宇和島に寄港する。2001年米潜水艦によって沈められた宇和島水産高校「えひめ丸」の犠牲者の魂をのせてやってきたからだ。僕はそのくだりをみて感極まってしまった。

僕の作品世界をご存じの方なら納得だろう。僕はいつも南の島々へ特別な感情を抱いている。島の海辺へ出ると、静かな穏やかな気持ちになる。言いようのない懐かしさをおぼえる。

遠い昔、僕の祖先、いや僕自身が、ポリネシアの海の民だったと思えてならない。

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コメント

小学校3年生の時に、学校の図書室から借りたコンチキ漂流記を思い出しました。心ワクワクしながら読んだものです。
文字の無いミクロネシア文化を解き明かす鍵は、動物の骨や石から削りだした、釣り針の微妙形状の差だそうですが、考古学者の地道な努力が、大海原に思いを・・・。

投稿: ラ・ペルラ | 2007年12月31日 (月) 13時40分

地道。
この言葉につい反応してしまいます。

いろいろな物事は、一足飛びに事が進む訳はなく、なんだって「地道に」なんですよね。

今までもそういう生き方だったけど、これからも大事にしたい感覚です。

ジェット機なら数時間。でもカヌーで何ヶ月。
がんばって風をつかもうっと。

投稿: 森谷修 | 2008年1月 2日 (水) 23時46分

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