一見変化は少ないが
森谷木工、出動日。
引き伸ばし機が1台増えたので、3台まとめてのせる台を作る。たかがそれだけで、大仕事になってしまった。
そのわけは・・・
1台増えると途端にワークスペースが狭くなる。解消するには台の高さを高くして立って作業する方法に。すると今度は引き伸ばし機の揺れに注意をしなければならない。
一から全て作り直す。なんと「床の補強」からだ。
土台の部分までむき出しにし、防音マットの上に、2×4木材で書斎並みの床補強を作る。床と台の間を少し空き空間にすることで、人が動いても振動を台に伝えない工夫もした。
高さ90センチ弱の台は立ち作業にはちょうどいい。焼き込みもやりやすいし、ピント合わせでも腰が痛くない。なかなかいい感じだ。
LPLが2台、フジが1台、フォコマートが1台、オメガが1台。いつの間にかたくさんになった。
APJさんと共に何かできることがあるんじゃないかと、相談もしているところ。ここから化学変化が起きるとうれしい。
おさらいで、この暗室が出来る経緯を少し。
キッカケは東京都写真美術館で講師をつとめたこと。そしてこんな気持ちで、動きだし、やや気持ちも揺らぎながら、でも、男気あふれる方が引き伸ばし機を担いできてくれたり、もうひとり横浜のダンディーがフジの引き伸ばし機を担いできてくれたり、職人Hさんの心意気で塩ビの流しを作ってもらい、皆さんの熱い気持ちに後押しされてなんとかやってきた。
その後も「愉しさを知ってもらう場所」という信念は揺るぐことなく、モノクロ写真につきまとう妙な議論とも無縁。森谷の元ではじめて暗室に入ったという生徒達も、今では一人前の風格だ。地方から駆けつけてくださる方も多い。
その種は、別の場所でまた小さな芽を出し始めているときく。そんな話題が出ると、本当にうれしくなる。
・・・一方で、時代の変化は猛スピードのようで。フィルムカメラ自体使ったことがないと言う人が多くなった。次は、そこだ。「初めてのフィルムカメラ」・・・なんか考えよう。
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